近くにないMacBookやiPhoneのバッテリー残量が、このアプリを使えば一瞬で確認可能に。
概要
「Cloud Battery」とは、MacやiPhone、Apple Watchなど、Apple製品のバッテリー状況を一括して確認するためのアプリです。同一のiCloudアカウントに紐づけられたバッテリー搭載機器でさえあれば、どんな製品でも登録可能のようです(ただしiCloudに接続することが条件ですので、その点はお忘れなく)。
このアプリはMac版とiOS(iPadOS、WatchOS)版が公開されています。前者は無広告かつ全ての機能を無料で利用できます。一方、後者は広告付かつ一部機能が制限されており、370円(記事公開時点)を支払うことで前者と同等の機能が利用できるようになります。
主な機能
- アプリに登録した機器のバッテリー残量が一覧形式で表示される
- 何らかの機器について、一定のバッテリー残量を切ったときに警告通知を出してくれる
- iCloudに常時接続できる機器や「さがす」に対応している機器に限らず、他のBluetooth接続機器も一部が対応している(ただし完全な同期は期待しない方が良いです)
- MacやiPhoneなどのウィジェット機能に対応しており、どの機器の残量を表示させるかも選択可能
所感
アプリ自体は去年から登場していたようですが、「Mac App Store」などで上記ストーリーが公開されたことがきっかけで私もアプリの存在を知ることとなりました。導入して以来、私も便利に使っています。
肝心の動作なのですが、iOS版の方は割と安定して動いてくれています。一方、Mac版の方は少々おぼつかない感じで、アプリの起動と停止を何度か繰り返すことでようやく意図した動作になってくれました。このあたり、安定性に関してはまだまだ発展途上と考えることもできますね。あと、個人的には「Magic Keyboard」やBluetoothイヤホンの大まかなバッテリー状況を知ることができるのはかなり大きいです(同期は不完全であるにせよ)。
いずれにせよ、様々な機器のバッテリー状況が瞬時に判断できるというだけでも、導入しないわけにはいきません。今後については、機能の追加よりも安定性の向上の方を、ひとまずお願いしたいところでございます。