はじめに
こちらの記事は、WordPressテーマ「XWRITE」でブログを運用するにあたり、プラグインについて最低限入れた方が良いものなどをまとめあげたものになります。
もちろん、この記事で取り上げたもの以外にもプラグインは多数ございますが、以下にあげたものくらいは是非とも抑えておきたいと考えております。
この記事が今後のブログ運営に活かされますと、記事を書いた私の冥利に尽きるというものです。随時追記・情報更新できたら良いな、と思っております。

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絶対導入しておきたいもの
WP Multibyte Patch(マルチバイト文字処理用プラグイン)
WordPressはもともと海外製のプログラムなので、日本語の処理には難があります。最近は改善された部分もあるようですが、それでも細かい部分で不具合を起こすリスクがございます。
特に入れない理由もないですし、ほぼ必須と言って差し支えありません。
Akismet Anti-spam(スパム防止プラグイン、個人に限り無償)
こちらも著名なプラグインであり、デフォルトでインストールされている場合も多いので、名前だけなら知っている方も多いのではないでしょうか。
スパムコメント等を自動的に排除してくれる便利なプラグインでございます。ブログのコメント欄だけでなく、Contact Form 7(後述)にも有効なプラグインとなっております。超有名なプラグインであり、解説記事も充実しておりますので、導入も容易ではないでしょうか。
なお、こちらのプラグインのご利用にはWordPress.com(orgにあらず)の登録が必要となっております。また、こちらは個人に限り無償で利用できます。商用ブログの場合は有料での利用となってしまいますので、その旨ご認識ください。
ただし、下記のようなセキュリティ系プラグインを導入でき、設定を調整できるのであれば、このプラグインは不要になります。とはいえ、右も左も分からないような状態でしたら、こちらを使うのが無難でしょう。
セキュリティ対策系プラグイン
こちらも絶対に入れておきましょう。
WordPressは広く知られたプログラムである以上、不正ログインも実行されやすく、サイバー攻撃やその他不法行為の温床にもなりやすいです。
「All-In-One Security (AIOS)」のようなオールインワン型でも良いですが、扱いが難しいので、一旦以下の記事に紹介されているような、一部分を補強するプラグインを組み合わせるのがとっつきやすいかと思います。
積極的に導入しておきたいもの
ImageMagick エンジン(画像処理最適化プラグイン)
WordPressにアップロードする際に画像の自動生成・自動リサイズ処理が行われるのですが、そのときの処理をWordPressデフォルトの処理から、サーバー内に搭載されている「ImageMagick」ライブラリに切り替えるためのプラグインです。これにより、処理の最適化、自動処理された画像の鮮明化が期待できます。
「エックスサーバー」「さくらのレンタルサーバー」をはじめ、だいたいのレンタルサーバには「ImageMagick」が搭載されていると思われますが、念のため事前確認が必要です。
Yoast Duplicate Post(投稿・固定ページ 複製用プラグイン)
投稿・固定ページなどを複製するためのプラグインです。これにより、執筆作業の迅速化が期待できます。
なお、初期設定では内部データまでまるまる複製されてしまうので、事前設定をきちんとしておく必要があります。
Category Order and Taxonomy Terms Order(カテゴリー順序整理用プラグイン)
「カテゴリー一覧」はデフォルトでは表示の切り替えができないのですが、このプラグインを使えばすぐに解決できます。有名なプラグインのため、導入方法等に関する資料は各所に出回っております。
操作も直感的で扱いやすいですし、入れておいて損はありません。
XML Sitemap & Google News(サイトマップ生成用プラグイン)
特にGoogle Search Consoleなどに登録されている方にとっては、サーチエンジン提供用のサイトマップを用意するのはほぼ必須と言えます。その中でもオススメしたいのがこちらのプラグインです。
近年のWordPressはデフォルトでもサイトマップを出力するようになったのですが、こちらはより明確な形でサイトマップを出力してくれるので、割と重宝すると思います。
もちろんなくても構いませんが、積極的に導入しておきたいものです。
導入しても良いが、運用についてよく検討すべきもの
EWWW Image Optimizer(画像最適化プラグイン)
上述の「ImageMagick エンジン」同様、こちらも定番の画像処理系プラグインです。WebPへの対応を始め、画像の最適化にはかなりの力を発揮してくれます。
ただし、サーバーの最適化処理と競合することもあり、特に表示に不具合が起きやすいことでも知られています。導入自体はオススメできますが、設定に難儀することもあり、無理に導入するほどのものでもありません。
Rinker(アフィリエイトリンク作成用プラグイン)
Amazonや楽天などのアフィリエイトを利用している際に大いに役立つプラグインです。リンク切れも自動的に検出してくださる、とても便利なプラグインとなっております。設定も簡単で、アフィリエイトIDさえ持っていればすぐに運用が可能となっております。
アフィリエイトに興味の無い方については無用の長物ですが、少しでも興味をお持ちでしたら、導入を前向きにご検討いただきたいプラグインなのは間違いありません。
なお、XWRITE自体にはアフィリエイト支援機能が搭載されておりません。
Contact Form 7 + Flamingo(お問合せフォーム作成プラグイン)
問い合わせフォームを作成するプラグインの中では、「Contact Form 7」は定番中の定番となっております。解説も充実しており導入だけなら容易です。特に、Googleアドセンスなどの審査を行う上でお問合せフォームの設置はほぼ必須となっており、その視点からしても設置しない理由はないと思います。「Google reCaptcha」や、上述の「Akismet」にも対応しているので、セキュリティ面もほぼ問題ありません。
なお、「Flamingo」は「Contact Form 7」経由で送られたメッセージの保管用プラグインとなっております。証拠保全のためにも是非とも備えておきたいプラグインです。
もちろん、WordPress以外のサービスで問い合わせフォームを作成した場合は、これらのプラグインは不要となります。
SEO最適化用プラグイン(「All In One SEO」「Yoast SEO」など)
XWRITEは、他のWPテーマ(「SWELL」など)と比べるとSEO支援機能などまだまだ手薄で、プラグインの力を借りなければならないことも多いかと思います。そのため、導入を検討する価値は大いにあると言って良いでしょう。
ただし、「All In One SEO」のような、著名なSEO最適化支援プラグインは、総じて機能が網羅的である上、細かい部分まで設定可能なのがかえってデメリットにはたらく場合も多いです。XWRITEの機能とも競合する箇所が現状存在し、また今後も増えると予想されます。
導入を前向きに検討するというよりは、足りない部分を補うという形で運用するのが良いでしょう。
生半可な気持ちで導入してはいけないもの
Jetpack
このプラグインは非常に多機能であることで知られておりますが、動作が重くなることに加え、不具合も起こりやすくなるなど、弊害が多数指摘されている、ある意味悪名高いプラグインでもありますね。
導入することを否定はしませんが、それでも積極的な運用は避けた方が良いと考えております。
キャッシュ系プラグイン(「WP Fastest Cache」など)
動作の高速化が期待でき、「サイトヘルス画面」でも導入を促されることが多いキャッシュ系プラグイン。「WP Fastest Cache」の他にも「W3 Total Cache」や「WP Super Cache」「Autoptimize」など、定番ものがいくらかあります。記事もそれなりに充実しており、導入の際には特に困ることはないでしょう。
ただし、こういったキャッシュ系プラグインは、サーバー容量・資源の圧迫の要因になる上、不都合・動作不良等の要因にもなることがしばしばあります。特にサーバー側のキャッシュ処理や高速化処理等が原因で障害が発生することが少なくありませんので、設定には注意が必要です。
ちなみに私自身は現在「WP Fastest Cache」を使っています。
入れても意味の無いもの
「クラシックエディタ」対応のプラグイン(「Advanced Editor Tools」など)
XWRITEはそもそも現行の「ブロックエディタ」(通称「Gutenberg」)で記事を書くことを念頭に開発されているものなので、「クラシックエディタ」対応のプラグイン(「Advanced Editor Tools」など)は必要ありません。
ページビルダー系のプラグイン(「Page Builder by SiteOrigin」など)
上記同様、XWRITEはページビルダーの利用を想定しておりませんので、上記のようなプラグインを入れても意味がありません。
余計なプラグインを入れるのはリスクにしかならないので、使わないものは消してしまいましょう。
「Gutenberg」のような開発者向けプラグイン
上記のようなプラグインは開発者向けとなっております。
例えば、上記プラグイン「Gutenberg」は将来搭載予定の機能をテストするためのものでございます。一般利用者にとってみれば、使用すると不具合が起こる可能性が少なからずございます。
このようなプラグインについても入れておくだけ無駄なので、無視してしまった方が良いです。