はじめに
上述の通り、Meta社が今年の7月にサービスを開始したばかりのSNS「Threads(スレッズ)」について、2ヶ月ほど経過した今になって使い始めているというところです。
サービス開始当初はPC用ブラウザなどでは利用できませんでしたので、登録を見送っておりました。しかし、8月下旬になってPCでも利用可能となりましたので、利用開始に踏み切った次第でございます。
この記事では、実際に使ってみた感想について簡単にまとめることといたします。
- Twitter対抗アプリ「Threads」開始2時間で200万人に【追記あり】 – ケータイ Watch(2023年7月6日付けの記事)
- MetaのSNS「Threads」Webブラウザ版がついに登場、パソコンからも利用できる – ケータイ Watch (2023年8月25日付けの記事)
- Threads、データのエクスポートに対応 – ケータイ Watch(2023年9月12日付けの記事)
感想
評価点: (3.5 / 5.0)
必要最低限の機能しか備わっていない分使いやすいのですが、一方でまだまだ発展途上というところです。
FacebookやInstagramを提供しているMeta社だったからこそ、利用者が増えるのも早かったように思います。中でも、現状のX(旧Twitter)の振る舞い方に嫌悪感があったり、あるいはMeta社の他SNSとの相性の良さを買ったりする方が中心となっているように思います。
特にInstagramとの相性が良く、連携性も抜群です。Threadsの投稿をInstagramのストーリーや投稿に出力したり、逆にInstagramをThreads側に数タップで共有できてしまうのは強みですね。
InstagramやX(旧Twitter)と違って、現時点では動作が安定していて使いやすいのも良いと思います(リリース当時こそ非常に不安定だったようですが)。機能が絞り込まれている分、余計な機能に躍らされることがないのも良いですね。ユーザー側としては、あまり余計な機能を増やしてほしくないし、そうすることでFacebookやInstagramなどとの棲み分けが進むことも大いに期待したいところです。
余計な機能を増やしてほしくない、とは上で書きましたが、せめて予約投稿ぐらいはできるようになってほしいというところです。現状はどんなタイプのアカウントであろうが即時しかできないのが辛いですね。
とは言っても、リリース自体も見切り発車という感がありましたし、「ハッシュタグ」なども含め、これから少しずつ機能が加えられていくと思います(それでもInstagramみたいに過剰であってほしくはないですね)。
それともう1つ、やはりInstagram以外との連携面の弱さは際立ちます。現状はFacebookの個人アカウントやFacebookページなどと直接連携することもできませんし、外部への出力もごく一部のツールにしか対応していないなど、まだまだ課題は多いように思います。
さらに、Meta社の他のSNSについても言えることではありますが、特にプライバシー周りの部分について、利用の際にきちんと調べて、自分で設定しておく必要があります。また、今後設定(改悪)が加えられる可能性があります。何と言ってもあのMeta社ですから、注意しながら使う必要があるかと思います。
今後に向けて
現在、私は「Threads」について、記事の新規投稿や再掲にしか使っておらず、あまりメインで使ってはおりません。また、提供元がMeta社なので、X社同様、何が起こっても不思議ではありません。今後もメインとしては使いづらいというのが実情です。
とは言っても、現時点ではTwitterよりは安定して使えますし、トレンドのような余計な機能もない分、個人的には少しだけ居心地が良いと思っております。本当に少しだけですけれどもね。
ただ、私のメインのSNSアカウントはMastodonになっておりますし、当分は変えるつもりもありません。流れを変えるほどの大きな動きが出てきましたら考え直そうと思いますが、それまではこのままで良いかな、とも思います。色々なところに登録しすぎて収拾が付かなくなるのも困りますので。