この記事では、日本時間で今日の未明に発表されたiPad(10.2インチ版)について簡単にまとめることとする。
要点
- ディスプレイが9.7インチから10.2インチへ、若干大きく
- CPUはA10+M10で変更なし、カメラの性能もだいたい同じ
- iPad Air(第3世代)と同じ「Smart Keyboard」に対応
- 通称「iPadOS」を搭載しての販売となる模様
- 日本での発売は9月30日の予定
- 32GB版、128GB版ともに若干の値下げ(本体価格)
所見
- 値下げが入ったことには少々驚いた。この「廉価版iPad」は少しでも多くの方々にiPadの良さを知ってもらうためにあるようなものだが、これで入手の敷居も一段と低くなったものと思われる(ただし、日本では発売日翌日に消費税増税が控えているので、あまり楽観的には受け入れられないが)。
- CPUはプロセッサ・コプロセッサともに据え置きとなった。当分は同じCPUでもやっていけるだろう、とする判断があってのことだろう。実際、iPadを利用する層は高スペックが要求される作業をするほどのものではないと思われるし、これで大丈夫なのではないだろうか。
- iPad Air(第3世代)と同じ「Smart Keyboard」を利用できるようになるというのは、地味ながらもすごい改良点だと思う。これまでは普通のBluetoothキーボードしか使えなかったわけで、「電池のいらないキーボード」を待ち望んでいたファンは一定数いると思われる。ただ、「Smart Keyboard」は結構高いし、タイピングの心地も独特なので、好みの分かれるところではある。
- 今回のiPadは、どうしても「Smart Keyboard」を利用したい人にとっては買いだが、それ以外の方は旧来の「第6世代iPad」でも十分やっていけると思う。「第6世代」の値崩れもこれから始まってくるだろうし、わざわざ無理をして新しい方を買う必要もないだろう。
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