概要

米国のTwitter社が、今月19日(現地時間)、「Twitter開発者契約」を更新しました。これによりサードパーティ製アプリ(公式が開発に関わっていないもの)の提供は、原則として禁止されることとなりました。詳しくは以下の外部サイトをご覧ください。

この措置により、「Tweetbot」や「feather for twitter」など、有名なアプリは相次いで提供終了に踏み切っています。10年以上もの長きにわたって愛され続けてきたアプリも軒並みシャットアウトされてしまっており、一つの時代の終わりを迎えようとしています。

突然の方針転換について

原因

このような事態になってしまったのは、主に以下の3点が原因と思われます。

  1. Twitter提供のAPIを始めとする、各管理業務の合理化
  2. サードパーティ製のアプリには「広告ツイート」が流れてこない
  3. Twitter公式の有料サービス「Twitter Blue」が各国で提供開始されているが、サードパーティ製アプリの利用者にとってはほぼ無意味

このような事情があることを考えると、方針転換そのものについて、一応の理解はできます。

問題点

しかしながら、今回のアプリ遮断という行為に関しては、やり方がかなり強引だったために、反発の声が多くあがることとなりました(私もそのうちの1人であることを認めないといけません)。

どう強引だったかと言うと、以下の通りでございます。

  1. 規約の更新を告知しなかった
  2. その規約を事前告知なく実際に運用してしまった

どんな状況であれ、何の説明もなく急に行動されるというのはかなり困ります。緊急事態であるわけもないのに、どうして予告なく多くのアプリを遮断するに至ったのか、理解しづらいものがあります。

私見

今回のこの措置により突然のサービス終了となった「Tweetbot」、私も愛用していたので結構落ち込んでいます。Twitterにアクセスする手段が従来よりも限定されてしまうこととなり、少々やりにくさを感じております。

「Twitter Blue」も使ってみてはいますが、やはり「Tweetbot」みたいなサードパーティ製アプリの方が快適で良いですね。ノイズになり得る情報が入ってこないように設定するのが、公式だけだとかなり難しいように感じるのです。これは今に始まった話ではありません。公式サイト、公式アプリに使いにくさを感じている人が少なくなかったからこそ、数多くのサードパーティ製アプリが世に出ていたのではないでしょうか。

サードパーティ製アプリに対する機能制限自体も以前からしばしば取り上げられる話ではありました。そこで脱落した方や見切りをつけた方が出てくる中、それでも仕様変更についてきてくれていたアプリ開発者の皆様に関しては、本当に残念の一言しかありません。

今後の対応

このようなことがあった以上、Twitterにはいつまでも頼ってはいられないとも思っております。Twitterの仕様変更自体はいつも突然行われるものですので今更ではあるのですが、そうは言っても今回の措置はあまりにも無茶だと思っています。利用者にとって不利益な変更が予告なしに行われる実例ができた以上、今後同じことが二度、三度と繰り返される可能性も出てきました。

恐怖におびえたまま同じ場所でじっと過ごすくらいなら、そこから距離を置いてしまう方がずっと良いものです。なので、そのうち、現在のTwitterアカウントも手放す事になるでしょう(もちろん、即削除というようなことはしません)。数年前ならばともかく、今の私にとってはTwitterにしがみ続ける理由もありませんから。

ともあれ、今回の措置は本当にいただけません。ちょうどSNSとの距離の置き方について考えようと思っていたことですし、ある意味で良い機会に恵まれたと言っても良いと思います。