明治創業の老舗旅館「竹野屋旅館」に宿泊してきました《出雲市》

2021年5月4日宿泊出雲大社,出雲市,島根県の話題,旅館,食レポ,島根グルメ,宿泊記

出雲大社前の老舗旅館「竹野屋旅館」の入口付近(外観)

施設概要

出雲大社の近辺には歴史の長い旅館がいくつかございますが、その中でも有名な老舗旅館があります。そう、「竹野屋旅館」です。

この旅館は明治10年(西暦1877年)に創業したということで、かれこれ140年以上もの長い歴史があります。とは言っても建物や設備が古いままなわけではなく、2016年の秋頃に諸設備を一新しているということです。

また、竹野屋旅館は歌手の竹内まりやさんのご実家でもあり、現在はそのことも宣伝材料としています(このことは公式サイトによる紹介文にもしっかり書かれています)。

宿泊記録

客室

公式サイトによれば、客室は4種類あります。単なる畳敷きの部屋もあれば、豪華絢爛な特別室まで用意されています。

その中で今回泊まったのは和洋室の「すいせん」。一日1室限定の希少なお部屋で、その分お値段も高めに設定されています。

竹野屋旅館の和洋室「すいせん」のツインベッド

「すいせん」の特徴は、広々とした室内に、大きめのベッドが2台設置されていることです。竹の色を淡くしたような印象のデザインが目を引きます。

部屋の中は、ベッドと座椅子席の他には遮るものがありません。 日常生活では決して味わえないであろう開放感を、思う存分に味わうことができることでしょう。特に天気に恵まれた日には、すっきりとした気分のまま宿泊を楽しむことができるはずです。

浴室

「すいせん」の洗面所。ご丁寧に2箇所も設けられているのが分かる

どの種類の部屋においても、お風呂と洗面所、トイレはセパレート式となっているようです(少なくとも予約ページの写真を確認した限りでは)。「すいせん」も例外ではありません。ユニットバスにすっかり慣れっこになっている身としては、この辺は大変ありがたいもので、じっくりお風呂での時間を過ごせることでしょう。

もちろん、当館1階には大浴場も備えております。 ただし、客室のバスルームにしろ大浴場にしろ、当館は温泉を使用しておりませんので、その点はご注意ください(近辺の旅館やホテルで温泉を使用していると謳っているところがあるため、紛らわしいです)。

夕食

竹野屋旅館の夕食の一例(前菜類)。このあとにお肉やお魚などを食することとなる

夕食については、およそ1時間から1時間半ほどかけて、コース料理形式で、山陰のさまざまな食材をいただいてまいります。観光地の宿泊施設ではよくあることですね。 海の幸も山の幸も丁寧に料理されており、山陰名物の凄さの一片が感じられることでしょう。

料理の具体的な感想については、ここでは特に書くことはありません。一つ一つが至福で、時間が過ぎるのが本当にあっという間だった、と申し上げるにとどめておきます。

また、当然のことではありますが、料理の内容は季節によって変わるということです。そのため、季節ごとに泊まってみるというのも一考ですね。

朝食

竹野屋旅館の朝食(一例)。こちらは最初から出揃っている

朝食については、私が泊まったときは結構豪勢ながらもヘルシーな献立にまとめられていました。見栄えも中身も、爽やかな朝を迎えるにはふさわしいと言って良いでしょう。

予約ページをご覧になればお分かりの通り、朝食付きのプランは素泊まりプランと比べて1,000円程度しか価格差がありません。しかし、それだけだと安すぎると感じるくらいには、贅沢なように感じました。

少々お高い夕食は無理かもしれませんが、朝食だけでも是非味わってみてはいかがでしょうか。

なお、食事の時間は、チェックイン時に指定することになります(夕食、朝食とも)。あらかじめ予定を立てておくことをおすすめします。

泊まった感想

以前からずっと泊まりたいと思っており、しかも想像をはるかに超えるほどの凄さであったため、実に良い経験ができたと思います。従来からの念願を叶えることができ、本当に心から嬉しく思っております。

料理や設備の良さはもちろんのこと、スタッフの方々の品の良さも滅多には味わえないものでした。地元ならではの温かみ、おもてなしといった日本文化ならではの素晴らしさを感じ取ることができたように思います。

聞くところによると、一時期はサービスも悪く経営が悪化しかけたとかいうことらしいですが、そんなことは微塵も感じられないくらいには良い旅館でありました。2016年のリニューアルを契機に何らかのテコ入れがなされたのかもしれません。

ともあれ、今回のことは非常にめでたいと思っております。スタッフの皆様方、本当にありがとうございます。

また次のご縁があることを祈るとともに、竹野屋旅館やその他の宿泊施設にとって、経営が滞ることのないように願うばかりでございます。

Posted by Y. INABA